上野病院新棟建設(写真同封)
2019年4月1日より建設に入り、2020年末には完成の予定でした。
しかし、予定は未定であります。現実的には予定通りに進まず、延期につぐ延期になりました。2019年12月には中国武漢で発生した新型コロナウィルス肺炎が世界へ拡大し、その後、日本国にも侵入してCOVID-19と呼ばれる様になり、アウトブレイクして世界中がパンデミックに見舞われる状況となりました。2020年は1年を通して第1波、第2波、第3波に襲われ2021年の今日(令和3年2月1日現在)も依然として感染拡大(アウトブレイク)が各地で続いていますし、身動きの取れない2度目の緊急事態宣言中であります。
建築する事とは、ハコ・モノ・ヒトの3つがうまく調和し統合されなければ建てたとは言えません。やっとハコらしきハコとモノらしきモノを整備する初期段階に来ましたので、写真を公開したいと思います。これは完成ではありません。未完成ながら完成に近づいたハコでしかない姿にすぎません。単なる被写体のハコです。これからはここに息吹(プネウマ)を入れる必要があるでしょう。この中に住まうヒトこそ、その役割を荷なう事になるでしょう。ハコ・モノ・ヒトの調和と安定があってこそ、建設が終わったと言えると思います。
清らかな魂を建造物に吹きこむ者こそ求められる人々です。
医療法人 上野病院
院長 長井 啓介